专利摘要:
本発明は、上皮成長因子受容体(EGFR)ファミリーメンバー依存性疾患、またはEGFRファミリーメンバーを標的とする薬剤に対し耐性を獲得した疾患の治療における、式(I)の化合物の使用;前記疾患を治療する医薬組成物を製造するための前記化合物の使用;前記使用のための、前記化合物とEGFRモジュレーターの組み合わせ;前記化合物を使用して前記疾患を治療する方法;および前記化合物を単独、または特にEGFRモジュレーターと組み合わせて含む、前記疾患を治療するための医薬製剤に関する。
公开号:JP2011513364A
申请号:JP2010549141
申请日:2009-03-04
公开日:2011-04-28
发明作者:ガルシア−エチェベリア,カルロス;マイラ,サウバー−ミシェル
申请人:ノバルティス アーゲー;
IPC主号:A61K31-5377
专利说明:

[0001] 本発明は、上皮成長因子受容体(EGFR)ファミリーメンバー(HER1またはErb−B1としても知られているEGFR1、HER2またはErb−B2としても知られているEGFR2、およびHER3またはErb−B3としても知られているEGFR3を含む)依存性疾患、またはEGFRファミリーメンバーを標的とする薬剤に対し耐性を獲得した疾患の治療における、特定のピリミジン誘導体の使用、前記疾患を治療する医薬組成物を製造するための前記化合物の使用、前記使用のための、前記化合物とEGFRモジュレーターの組み合わせ、前記化合物を使用して前記疾患を治療する方法、および前記化合物を単独、または特にEGFRモジュレーターと組み合わせて含む、前記疾患を治療するための医薬製剤に関する。]
背景技術

[0002] EGFRのチロシンキナーゼ領域における体細胞変異は、ゲフィチニブ(Gefitinib)(Iressa(登録商標))またはエルロチニブ(Erlotinib)(Tarceva(登録商標))などの、EGFRチロシンキナーゼ阻害剤に対する臨床応答に関連している(Paez et al., EGFR mutations in lung cancer: correlation with clinical response to gefitinib therapy, science, vol 304, 1497-1500)。EGFRモジュレーターに対する獲得耐性は、初期には治療に臨床的に応答したが、その後、進行性の腫瘍を発症した患者に起こる。EGFRキナーゼ阻害剤に対する応答不良(refractory response)は、二次的な耐性変異であるT790Mで実証され(Kobayashi et al.; EGFR mutation and resistance of non-small cell lung cancer to gefitinib, N. Engl J Med, Vol 352, 786-792)、これは、慢性骨髄性白血病(CML)患者(Gorre et al.; Bcr-Abl point mutants isolated from patients with imatinib mesylate resistant chronic leukemia reamin sensitive to inhibitors of the Bcr-Abl chaperone heat shook protein 90, Blood, vol 100, 3041-3044)、またはGIST患者(Antonescu et al.; Acquired resistance to Imatinib in gastrointestinal stromal tumors occurs through secondary gene mutation, Clin Cancer Res, Vol 11, 4182-4190) において、グリーベック(Gleevec)/グリベック(Glivec)またはダサチニブ(Dasatinib)で観察される耐性の変異(複数可)に類似している。]
[0003] 活性化されたEGFRの下流におけるPI3K経路活性化が存在するという文献における証拠。すなわち、マウス胚線維芽細胞におけるPI3K触媒サブユニット(p110)の遺伝的除去により、EGFRの活性化型による形質転換に対する耐性が、細胞に付与される(Zhao et al.; The p110 alpha isoform of PI3K is essential for proper growth factor signaling and oncogenic transformation, PNAS, vol 103, 16296-16300)。EGFRファミリーの4種のメンバーの1種であり、HER1(EGFR1)のパートナーであるHER3(ErbB−3)は、EGFR阻害剤に感受性を示す腫瘍中で、しばしば過剰発現され、これは、構成的PI3Kの動員(recruitment)および活性化と相関がある(Engelman et al.; ErbB-3 mediates phosphoinositide 3-kinase activity in gefitinib-sensitive non small cell lung cancer cell lines, PNAS vol 102, 3788-3793; Sergina et al.; Escape from HER-family tyrosine kinase inhibitor therapy by the kinase-inactive HER 3)。EGFR増幅およびEGFR阻害剤耐性を保持する腫瘍生検標本ならびに腫瘍細胞系を、遺伝子的および生化学的に特徴付けると、PI3K経路の構成的活性化状態が明らかとなった(Engelman et al.; Allelic disruption obscures detection of a biologically significant resistance mutation in EGFR amplified lung cancer, The Journal of Clinical Investigation, vol 116, 2695-2706)。]
課題を解決するための手段

[0004] 驚くべきことに、国際公開第07/084786号に記載の特定のピリミジン誘導体は、単剤として、およびEGFRキナーゼモジュレーターとの併用で、強力な抗増殖活性、ならびに増幅したEGFRおよび/または変異EGFR1を有する乳がんおよび肺がん細胞系のin vivo抗腫瘍応答を引き起こすことが見出された。したがって、前記化合物は、EGFR依存性疾患の治療に有益である。]
[0005] 本発明に適切な特定のピリミジン誘導体、その調製、および該誘導体を含有する適切な医薬製剤は、国際公開第07/084786号に記載されており、かつ式Iの化合物:




または、その立体異性体、互変異性体、もしくは医薬的に許容可能な塩を含み、
Wは、CRwもしくはNであり、
Rwは、
(1)水素、
(2)シアノ、
(3)ハロゲン、
(4)メチル、
(5)トリフルオロメチル、
(6)スルホンアミド
からなる群から選択され、
R1は、
(1)水素、
(2)シアノ、
(3)ニトロ、
(4)ハロゲン、
(5)置換および無置換のアルキル、
(6)置換および無置換のアルケニル、
(7)置換および無置換のアルキニル、
(8)置換および無置換のアリール、
(9)置換および無置換のヘテロアリール、
(10)置換および無置換のヘテロシクリル、
(11)置換および無置換のシクロアルキル、
(12)−COR1a、
(13)−CO2R1a、
(14)−CONR1aR1b、
(15)−NR1aR1b、
(16)−NR1aCOR1b、
(17)−NR1aSO2R1b、
(18)−OCOR1a、
(19)−OR1a、
(20)−SR1a、
(21)−SOR1a、
(22)−SO2R1a、および
(23)−SO2NR1aR1b
からなる群から選択され、
R1aおよびR1bは、
(a)水素、
(b)置換または無置換のアルキル、
(c)置換および無置換のアリール、
(d)置換および無置換のヘテロアリール、
(e)置換および無置換のヘテロシクリル、ならびに
(f)置換および無置換のシクロアルキル
からなる群から独立に選択され、
R2は、
(1)水素、
(2)シアノ、
(3)ニトロ、
(4)ハロゲン、
(5)ヒドロキシ、
(6)アミノ、
(7)置換および無置換のアルキル、
(8)−COR2a、ならびに
(9)−NR2aCOR2b
からなる群から選択され、
R2aおよびR2bは、
(a)水素、および
(b)置換または無置換のアルキル
からなる群から独立に選択され、
R3は、
(1)水素、
(2)シアノ、
(3)ニトロ、
(4)ハロゲン、
(5)置換および無置換のアルキル、
(6)置換および無置換のアルケニル、
(7)置換および無置換のアルキニル、
(8)置換および無置換のアリール、
(9)置換および無置換のヘテロアリール、
(10)置換および無置換のヘテロシクリル、
(11)置換および無置換のシクロアルキル、
(12)−COR3a、
(13)−NR3aR3b、
(14)−NR3aCOR3b、
(15)−NR3aSO2R3b、
(16)−OR3a、
(17)−SR3a、
(18)−SOR3a、
(19)−SO2R3a、ならびに
(20)−SO2NR3aR3b
からなる群から選択され、
R3aおよびR3bは、
(a)水素、
(b)置換または無置換のアルキル、
(c)置換および無置換のアリール、
(d)置換および無置換のヘテロアリール、
(e)置換および無置換のヘテロシクリル、ならびに
(f)置換および無置換のシクロアルキル
からなる群から独立して選択され、
R4は、
(1)水素、および
(2)ハロゲン
からなる群から選択される。]
[0006] 式Iの化合物の定義に使用される基および記号は、国際公開第07/084786号に開示されている意味であり、その公報は、参照により本出願に組み込まれている。]
[0007] 本発明の好ましい化合物は、具体的に国際公開第07/084786号に記載されている化合物である。]
[0008] 本発明の非常に好ましい化合物は、5−(2,6−ジ−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル)−4−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミン(化合物A)である。5−(2,6−ジ−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル)−4−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミンの合成は、国際公開第07/084786号の実施例10に記載されている。]
[0009] 本発明によるEGFRファミリーメンバーを標的とする化合物には、EGFRファミリーのキナーゼモジュレーター、EGFR発現レベルを変化させる、または腫瘍細胞内のEGFRファミリーメンバーの発現に関係する細胞免疫応答を引き出す化合物が含まれる。好ましいEGFRモジュレーターは、EGFRの機能活性の阻害剤として活性を示す。本発明によるEGFRファミリーメンバーを標的とする化合物としては、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ラパチニブ(lapatinib)、NVP−AEE778、ARRY334543、BIRW2992、BMS690514、ペリチニブ(pelitinib)、バンデタニブ(vandetanib)、AV412、抗EGFRモノクローナル抗体806、抗EGFRモノクローナル抗体Y90/Re−188、セツキシマブ(cetuximab)、パニツムマブ(panitumumab)、マツズマブ(matuzumab)、ニモツズマブ(nimotuzumab)、ザルツムマブ(zalutumumab)、ペルツズマブ(pertuzumab)、MDX−214、CDX110、IMC11F8、ペルツズマブ、トラスツズマブ(trastuzumab)、zemab(登録商標)、Her2ワクチンPX1041、ならびにHSP90阻害剤のCNF1010、CNF2024、タネスピマイシンアルベスピマイシン(tanespimycinm alvespimycin)、IPI504、SNX5422およびNVP−AUY922が挙げられるが、それらに限定されない。]
図面の簡単な説明

[0010] 図1はEGFR阻害剤に耐性を示すNSCLC細胞系NCI−H1975に対する化合物Aの抗腫瘍活性を示す図である。 NCI−H1975腫瘍(皮下移植)を有する雌Harlan胸腺欠損マウス(n=6)に、PI3K阻害剤である化合物Aを、治療期間中、毎日50mg/kg経口投与する。*p<0.05(コントロールに対するDunnet法)
図2はEGFR阻害剤に耐性を示すNSCLC細胞系のNCI−H1975(皮下移植)を有するマウスを用いて実施した、in vivo有効性試験中における、ビヒクル群および化合物A治療群の平均体重を示す図である。] 図1 図2
実施例

[0011] EGFR変異型を有するが、EGFR阻害療法に不応性の非小細胞肺がん細胞系は、このような遺伝的背景において、式Iの化合物のようなPI3K阻害剤の感受性を試験する貴重なモデルである。NCI−H1975細胞系は、in vivoで腫瘍形成能が高いモデルである。さらに、この細胞系は、ゲフィチニブなどの化合物による触媒的阻害に対してキナーゼに耐性を付与する、T790Mゲートキーパー変異を有するHER1を含む。式Iの化合物のようなPI3K阻害剤のin vivo抗腫瘍活性は、EGFRに推進され、EGFRチロシンキナーゼ阻害剤に耐性のあるこの腫瘍モデルを対象に試験される(図1)。驚くべきことに、化合物Aを投与すると、in vivoで腫瘍の増殖が阻害される。化合物Aの耐容性はよい(well-tolerated)。すなわち、コントロール群と治療群間に、統計学的に有意な体重差は観察できない(図2)。] 図1 図2
[0012] したがって、式Iの化合物、特に化合物Aは、このようなEGFR依存性疾患、とりわけ悪性疾患、またはEGFRファミリーメンバーの獲得耐性に推進される疾患(EGFR family members acquired resistance driven disease)の治療に有益である。EGFR活性の調節異常との分子リンクが確立された、またはその可能性がある疾患や悪性疾患は、例えば、「Mendelsohn and Baselga; Status of Epidermal Growth Factor Receptor Antagonists in the Biology and Treatment of Cancer, Journal of Clinical Oncology, 2787-2799」;「Mendelsohn and Baselga; Epidermal Growth Factor Receptor Targeting in Cancer, Seminars in Oncology, Vol 33, 369-385」; Irmer et al., EGFR kinase domain mutations - functional impact and relevance for lung cancer therapy, Oncogene, 1-9; Roche-Lima et al., EGFR targeting of solid tumors; Cancer Control, 2007, Vol 14 (3), 295-304)に記載されており、これらはすべて、その中に引用されている参考文献を含め、参照により本出願に組み込まれている。]
[0013] 本発明によれば、式Iの化合物、特に化合物Aを使用して、以下のEGFR依存性疾患、とりわけ悪性疾患を治療するのが好ましい。
・非小細胞肺がん
・頭頸部がん
・結腸直腸がん(colorectal carcinoma)
・乳がん
・神経膠芽腫を含む脳腫瘍(brain malignancy)
・前立腺がん
・膀胱がん
・腎細胞がん
・すい臓がん
・子宮頸がん
・食道がん
・胃がん
・卵巣がん
または、それらの任意の組み合わせ。]
[0014] 本発明は、EGFR依存性疾患を治療する医薬製剤を製造するための、上記の式Iの化合物、またはその互変異性体、または医薬的に許容可能なその塩、またはその水和物もしくは溶媒和物の使用に関する。]
[0015] さらに、本発明は、EGFR依存性の疾患もしくは悪性疾患、またはEGFRファミリーメンバーを標的とする薬剤に対して獲得耐性を有する疾患を治療する医薬製剤を製造するための、式Iの化合物、特に5−(2,6−ジ−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル)−4−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミン(yamine)の使用に関する。]
[0016] EGFRモジュレーターを使用した治療に対する耐性は、前記EGFRモジュレーターでの治療中に獲得される可能性があり、またはそのタンパク質中の1つまたは複数の変異によることもある。]
[0017] 特に、本発明は、式Iの化合物、特に化合物A、もしくは医薬的に許容可能なその塩の使用による、EGFRファミリーメンバーに依存する、またはEGFRモジュレーターでの治療中に耐性を獲得した疾患あるいは悪性疾患の治療に関する。治療時に耐性を生じ得る、考えられるEGFRモジュレーターには、例えば、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ラパチニブ、セツキシマブ、ニモツズマブ、パニツムマブ、およびトラスツズマブが挙げられる。]
[0018] 式(I)の化合物は、また、他の活性な化合物、例えば、国際公開第07/084786号に開示されている組み合わせパートナー、より好ましくは、以下に限定されないが、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ラパチニブ、NVP−AEE778、ARRY334543、BIRW2992、BMS690514、ペリチニブ、バンデタニブ、AV412、抗EGFRモノクローナル抗体806、抗EGFRモノクローナル抗体Y90/Re−188、セツキシマブ、パニツムマブ、マツズマブ、ニモツズマブ、ザルツムマブ、ペルツズマブ、MDX−214、CDX110、IMC11F8、ペルツズマブ、トラスツズマブ、zemab(登録商標)、Her2ワクチンPX 1041、ならびにHSP90阻害剤のCNF1010、CNF2024、タネスピマイシンアルベスピマイシン、IPI504、SNX5422、およびNVP−AUY922などのEGFRファミリーを標的とする薬剤と組み合わせて、EGFR依存性またはEGFR獲得耐性の疾患を治療するために使用してもよい。]
[0019] 本発明は、また、式Iの化合物、特に(化合物A)からなる群から選択される化合物と、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ラパチニブ、NVP−AEE778、ARRY334543、BIRW2992、BMS690514、ペリチニブ、バンデタニブ、AV412、抗EGFRモノクローナル抗体806、抗EGFRモノクローナル抗体Y90/Re−188、セツキシマブ、パニツムマブ、マツズマブ、ニモツズマブ、ザルツムマブ、ペルツズマブ、MDX−214、CDX110、IMC11F8、ペルツズマブ、トラスツズマブ、zemab(登録商標)、Her2ワクチンPX 1041、ならびにHSP90阻害剤のCNF1010、CNF2024、タネスピマイシンアルベスピマイシン、IPI504、SNX5422およびNVP−AUY922からなる群から選択されるEGFRモジュレーターと、必要により、少なくとも1種の医薬的に許容可能な担体とを用いたEGFR依存性疾患の併用治療に関し、これらの活性成分は、各場合において、遊離の形態または医薬的に許容可能な塩の形態で存在し、非小細胞肺がん、頭頸部がん、結腸直腸がん、乳がん、神経膠芽腫を含む脳腫瘍、前立腺がん、膀胱がん、腎細胞がん、すい臓がん、子宮頸がん、食道がん、胃がん、および/または卵巣がんを治療するために、同時、個別または順次に使用される併用治療にも関する。]
[0020] 特に、本発明は、5−(2,6−ジ−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル)−4−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミンからなる群から選択される式Iの化合物と、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ラパチニブ、セツキシマブ、ニモツズマブ、パニツムマブ、およびトラスツズマブからなる群から選択されるEGFRモジュレーターと、さらに必要により、少なくとも1種の医薬的に許容可能な担体との組み合わせであって、このような活性成分は、各場合において、遊離の形態または医薬的に許容可能な塩の形態で存在し、非小細胞肺がん、頭頸部がん、結腸直腸がん、乳がん、神経膠芽腫を含む脳腫瘍、前立腺がん、膀胱がん、腎細胞がん、すい臓がん、子宮頸がん、食道がん、胃がん、および卵巣がんを治療するために、同時、個別または順次に使用される組み合わせに関する。]
[0021] 別の実施形態では、本発明は、EGFR依存性疾患または悪性疾患、好ましくは、前記EGFRモジュレーターでの治療中に、EGFRキナーゼモジュレーターに対する耐性を獲得した悪性疾患を治療する方法であって、式Iの特定のイミダゾキノリン誘導体、特に好ましくは、5−(2,6−ジ−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル)−4−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミン(化合物A)、または医薬的に許容可能なその塩の治療上有効な量を、単独でまたはEGFRモジュレーターと組み合わせて、それを必要とする温血動物に投与することを含む方法に関する。]
[0022] 本方法により治療されるべき疾患は、優先的には、非小細胞肺がん、頭頸部がん、結腸直腸がん、乳がん、神経膠芽腫を含む脳腫瘍、前立腺がん、膀胱がん、腎細胞がん、すい臓がん、子宮頸がん、食道がん、胃がん、および卵巣がんである。]
[0023] 別の実施形態では、本発明は、EGFR依存性疾患、またはEGFRモジュレーターでの治療中に、耐性を獲得した疾患を治療する医薬製剤であって、式Iの化合物、特に好ましくは、5−(2,6−ジ−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル)−4−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミン(化合物A)、または医薬的に許容可能なその塩、および少なくとも1種の医薬的に許容可能な担体を、単独でまたはEGFRモジュレーターと組み合わせて含む製剤に関する。]
[0024] 本医薬製剤によって治療されるべき疾患は、優先的には、非小細胞肺がん、頭頸部がん、結腸直腸がん、乳がん、神経膠芽腫を含む脳腫瘍、前立腺がん、膀胱がん、腎細胞がん、すい臓がん、子宮頸がん、食道がん、胃がん、および卵巣がんである。]
[0025] 別の実施形態では、本発明は、EGFR依存性疾患、またはEGFRモジュレーターでの治療中に、耐性を獲得した疾患を治療するための、式Iの化合物、特に好ましくは、5−(2,6−ジ−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル)−4−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミン(化合物A)、または医薬的に許容可能なその塩の使用に関する。]
[0026] 本化合物の単独、またはEGFRモジュレーターとの組み合わせによって治療されるべき疾患は、優先的には、非小細胞肺がん、頭頸部がん、大腸がん、乳がん、神経膠芽腫を含む脳腫瘍、前立腺がん、膀胱がん、腎細胞がん、すい臓がん、子宮頸がん、食道がん、胃がん、および卵巣がんである。]
[0027] 式(I)の化合物は、また、既知の治療方法、例えば、ホルモン療法、または特に放射線と組み合わせて有利に使用してもよい。式(I)の化合物は、特に放射線療法に感受性の乏しい腫瘍の治療に、放射線増感剤として特に使用してもよい。]
[0028] 本発明による治療は、症候的であっても、予防的であってもよい。]
[0029] 「組み合わせ(併用(combination))」とは、1回投薬単位形態の所定の組み合わせ、または併用投与向けのキットオブパーツ(a kit of parts)のいずれかを意味し、後者では式(I)の化合物と組み合わせパートナーを同時に個々に投与してもよく、または、組み合わせパートナーが、共同効果、例えば相乗効果を示すことが特に可能になる時間間隔内に、個別に投与してもよい。]
[0030] 式Iの化合物は、単独で、または1以上の他の治療用化合物と組み合わせて投与することができ、可能な併用療法としては、所定の組み合わせの形態を取る、または、本発明の化合物と、1以上の他の治療用化合物の時間差を設けた投与、もしくは互いに無関係な投与、または、所定の組み合わせと1以上の他の治療用化合物の併用投与をとることができる。]
[0031] 活性成分の投薬量は、患者のタイプ、人種、年齢、体重、性別、および医療状態;治療すべき病態の重篤度;投与経路;患者の腎臓および肝臓の機能;ならびに使用される特定の化合物を含めた種々の要因で決まる。通常の技能を有する医師、臨床医師または獣医師は、病態の進行を予防する、阻止する(counter)または抑止する(arrest)ために必要な薬物の有効量を、容易に決め、処方することができる。有効性を示す範囲内の薬物濃度を達成する最適精度を得るには、標的部位への薬物利用率(drug’s availability)に関する動力学に基づいたレジメンが必要である。これには、薬物の分布、平衡および排出に関する検討が必要である。]
[0032] 本発明の化合物は、任意の従来の経路、特に非経口的に、例えば、注射可能な溶液や懸濁液の形態で、経腸的に、例えば、経口的に、例としては錠剤やカプセルの形態で、局所的に、例としてはローション、ジェル、軟膏もしくはクリームの形態で、または、経鼻形態もしくは座薬の形態で投与してもよい。局所投与としては、例えば、皮膚への投与がある。局所投与の別の形態としては、眼への投与がある。少なくとも1種類の医薬的に許容可能な担体または希釈剤と共に本発明の化合物を含む医薬組成物は、医薬的に許容可能な担体または希釈剤と共に混合することによる、従来の方法で製造してもよい。]
[0033] 該医薬組成物は、局所投与、経腸投与、例えば、経口投与や直腸投与、または非経口投与に適しており、無機または有機の固体または液体でもよい医薬的に許容可能な担体と共に、上記の障害の1つの治療に有効な量の式Iの化合物、またはそのN−オキシドもしくは互変異性体を含んでいる。経口投与用途には、希釈剤、例えばラクトース、デキストロース、マニトール(manitol)および/またはグリセロール、および/または潤沢剤、および/またはポリエチレングリコールと共に、活性成分を含有する医薬組成物、特に、錠剤またはゼラチンカプセルがある。錠剤は、結合剤、例えばマグネシウムアルミニウムシリケート、コーンスターチ、小麦スターチ、米スターチなどのでんぷん類、ゼラチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、および/またはポリビニルピロリドン、必要に応じて、崩壊剤、例えばでんぷん類、寒天、アルギン酸もしくはアルギン酸ナトリウムなどのその塩、および/または発泡剤混合物、または吸着剤、着色料、着香料および甘味料を含んでもよい。本発明の薬理学的に活性な化合物を、非経口投与可能な組成物の形態、または輸液の形態で用いることも可能である。医薬組成物は、滅菌してもよく、ならびに/あるいは賦形剤、例えば、防腐剤、安定化剤、湿潤化合物、および/または乳化剤、溶解剤、浸透圧および/または緩衝液を調節するための塩を含んでもよい。本発明の医薬組成物は、必要に応じて、別の薬理学的に活性な物質を含んでよく、それ自体既知の方法、例えば、従来の混合法、顆粒化法、糖剤化法、溶解法、または凍結乾燥法で調製され、約1〜99%、特に約1〜約20%の活性成分(複数可)を含む。]
权利要求:

請求項1
EGFR依存性疾患を治療する医薬製剤を製造するための、式Iの化合物または、その立体異性体、互変異性体、もしくは医薬的に許容可能な塩の使用(式中、Wは、CRwまたはNであり、Rwは、(1)水素、(2)シアノ、(3)ハロゲン、(4)メチル、(5)トリフルオロメチル、(6)スルホンアミドからなる群から選択され、R1は、(1)水素、(2)シアノ、(3)ニトロ、(4)ハロゲン、(5)置換および無置換のアルキル、(6)置換および無置換のアルケニル、(7)置換および無置換のアルキニル、(8)置換および無置換のアリール、(9)置換および無置換のヘテロアリール、(10)置換および無置換のヘテロシクリル、(11)置換および無置換のシクロアルキル、(12)−COR1a、(13)−CO2R1a、(14)−CONR1aR1b、(15)−NR1aR1b、(16)−NR1aCOR1b、(17)−NR1aSO2R1b、(18)−OCOR1a、(19)−OR1a、(20)−SR1a、(21)−SOR1a、(22)−SO2R1a、および(23)−SO2NR1aR1bからなる群から選択され、R1aおよびR1bは、(a)水素、(b)置換または無置換のアルキル、(c)置換および無置換のアリール、(d)置換および無置換のヘテロアリール、(e)置換および無置換のヘテロシクリル、ならびに(f)置換および無置換のシクロアルキルからなる群から独立に選択され、R2は、(1)水素、(2)シアノ、(3)ニトロ、(4)ハロゲン、(5)ヒドロキシ、(6)アミノ、(7)置換および無置換のアルキル、(8)−COR2a、ならびに(9)−NR2aCOR2bからなる群から選択され、R2aおよびR2bは、(a)水素、および(b)置換または無置換のアルキルからなる群から独立に選択され、R3は、(1)水素、(2)シアノ、(3)ニトロ、(4)ハロゲン、(5)置換および無置換のアルキル、(6)置換および無置換のアルケニル、(7)置換および無置換のアルキニル、(8)置換および無置換のアリール、(9)置換および無置換のヘテロアリール、(10)置換および無置換のヘテロシクリル、(11)置換および無置換のシクロアルキル、(12)−COR3a、(13)−NR3aR3b、(14)−NR3aCOR3b、(15)−NR3aSO2R3b、(16)−OR3a、(17)−SR3a、(18)−SOR3a、(19)−SO2R3a、ならびに(20)−SO2NR3aR3bからなる群から選択され、R3aおよびR3bは、(a)水素、(b)置換または無置換のアルキル、(c)置換および無置換のアリール、(d)置換および無置換のヘテロアリール、(e)置換および無置換のヘテロシクリル、ならびに(f)置換および無置換のシクロアルキルからなる群から独立して選択され、R4は、(1)水素、および(2)ハロゲンからなる群から選択される。)。
請求項2
式Iの化合物が、5−(2,6−ジ−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル)−4−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミン(化合物A)である、請求項1に記載の使用。
請求項3
疾患が悪性疾患である、請求項1または2のいずれか1項に記載の使用。
請求項4
前記疾患が、EGFRモジュレーターによる治療に対して耐性である、請求項1から3のいずれか1項に記載の使用。
請求項5
EGFRモジュレーターによる治療に対する耐性が、前記EGFRモジュレーターによる治療中に獲得された、請求項4に記載の使用。
請求項6
耐性が、エクソン欠失、および/またはタンパク質中の変異によるものである、請求項4に記載の使用。
請求項7
EGFRモジュレーターが、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ラパチニブ、セツキシマブ、ニモツズマブ、パニツムマブおよびトラスツズマブからなる群から選択される、請求項4または5に記載の使用。
請求項8
EGFRモジュレーターと共に使用する、請求項1から3のいずれか1項に記載の使用。
請求項9
EGFRモジュレーターが、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ラパチニブ、NVP−AEE778、ARRY334543、BIRW2992、BMS690514、ペリチニブ、バンデタニブ、AV412、抗EGFRモノクローナル抗体806、抗EGFRモノクローナル抗体Y90/Re−188、セツキシマブ、パニツムマブ、マツズマブ、ニモツズマブ、ザルツムマブ、ペルツズマブ、MDX−214、CDX110、IMC11F8、ペルツズマブ、トラスツズマブ、zemab(登録商標)、Her2ワクチンPX1041、およびHSP90阻害剤のCNF1010、CNF2024、タネスピマイシンアルベスピマイシン、IPI504、SNX5422およびNVP−AUY922からなる群から選択される、請求項8に記載の使用。
請求項10
治療すべき疾患が、・非小細胞肺がん・頭頸部がん・結腸直腸がん・乳がん・神経膠芽腫を含む脳腫瘍・前立腺がん・膀胱がん・腎細胞がん・すい臓がん・子宮頸がん・食道がん・胃がん・卵巣がんまたはそれらの任意の組み合わせである、請求項1から9のいずれか1項に記載の使用。
請求項11
5−(2,6−ジ−モルホリン−4−イル−ピリミジン−4−イル)−4−トリフルオロメチル−ピリジン−2−イルアミン(化合物A)からなる群から選択される式Iの化合物と、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ラパチニブ、NVP−AEE778、ARRY334543、BIRW2992、BMS690514、ペリチニブ、バンデタニブ、AV412、抗EGFRモノクローナル抗体806、抗EGFRモノクローナル抗体Y90/Re−188、セツキシマブ、パニツムマブ、マツズマブ、ニモツズマブ、ザルツムマブ、ペルツズマブ、MDX−214、CDX110、IMC11F8、ペルツズマブ、トラスツズマブ、zemab(登録商標)、Her2ワクチンPX1041、およびHSP90阻害剤のCNF1010、CNF2024、タネスピマイシンアルベスピマイシン、IPI504、SNX5422およびNVP−AUY922からなる群から選択されるEGFRモジュレーターと、必要により、少なくとも1種の医薬的に許容可能な担体との組み合わせであって、これらの活性成分が、各場合において、遊離の形態または医薬的に許容可能な塩の形態で存在し、非小細胞肺がん、頭頸部がん、結腸直腸がん、乳がん、神経膠芽腫を含む脳腫瘍、前立腺がん、膀胱がん、腎細胞がん、すい臓がん、子宮頸がん、食道がん、胃がん、および/または卵巣がんを治療するために、同時、個別または順次に使用する、前記組み合わせ。
請求項12
EGFR依存性疾患、またはEGFRモジュレーターによる治療中に、耐性を獲得した疾患を治療する方法であって、治療上有効な量の請求項1または2のいずれか1項に記載の式Iの化合物を、それを必要とする温血動物に投与する工程を含む、前記方法。
請求項13
治療すべき疾患が、請求項10に記載の疾患である、請求項13に記載の方法。
請求項14
式Iの化合物が、請求項9に記載のEGFRモジュレーターと共に投与される、請求項12または13に記載の方法。
請求項15
EGFR依存性疾患、またはEGFRモジュレーターによる治療中に、耐性を獲得した疾患を治療する医薬製剤であって、請求項1もしくは2のいずれか1項に記載の式Iの化合物、または医薬的に許容可能なその塩、および少なくとも1種の医薬的に許容可能な担体を含む、医薬製剤。
請求項16
治療すべき疾患が、請求項10に記載の疾患である、請求項15に記載の医薬製剤。
請求項17
請求項9に記載のEGFRモジュレーターを含む、請求項15または16に記載の医薬製剤。
請求項18
EGFR依存性疾患、またはEGFRモジュレーターによる治療中に、耐性を獲得した疾患を治療するための、請求項1もしくは2のいずれか1項に記載の式Iの化合物、または医薬的に許容可能なその塩の使用。
請求項19
治療すべき疾患が、請求項10に記載の疾患である、請求項18に記載の使用。
請求項20
請求項9に記載のEGFRモジュレーターと共に使用する、請求項18または19に記載の使用。
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同族专利:
公开号 | 公开日
JP5778735B2|2015-09-16|
CN105343102A|2016-02-24|
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EP2591805A1|2013-05-15|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
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2013-07-03| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130702 |
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2013-12-04| A02| Decision of refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131203 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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